こんにちは。黒部市地域おこし協力隊の西本です。
11月1日(土)、子ども達の祭ばやしと松明の炎が圧巻のたいまつ祭が開催されました。
生地たいまつ祭は、1454年(享徳3年)、嵐で遭難しかけた漁船が新治神社の御神火を頼りに生地浜に無事帰還したという伝説に由来しています。
毎年、生地地区の各町内会が屋形を出し、その中から2つの地区が持ち回りで、
漁業の神「えびす様」と農業・商売の神「大黒様」をお乗せする大屋形を務めます。
今年は、宮川町と神明町が、大屋形を出しました。
大屋形には祭囃子を奏でる子どもたちも乗り込み、22時過ぎに前名寺を出発。
餅まきをしながら、新治神社へとゆっくり練り歩きました。
その頃、神社ではたいまつの火が絶えることなく燃え続け、えびす様と大黒様をお迎えする瞬間を待っていました。
そして日付が変わると
そして、日付が変わると
えびす様と大黒様をお乗せした神輿を担いだ厄年衆が、
「オタッチョー!」(神様が御立ちになるという意味)の掛け声とともに、炎の参道を駆け抜け、
神輿を神殿へ奉納しました。
夜空を焦がす炎と、響き渡る掛け声。
まさに「奇祭」と呼ばれる所以を肌で感じた一夜でした。





