地域おこし協力隊の加藤です。
今月18日、黒部市田家地区の阿窪(あくぼ)で、“阿古屋野いいとこ会”主催による「そば刈り取り体験会」が開かれました。8月の種まき体験会に参加した親子、祖母とお孫さんたち、計6組16名が秋空の下、そばの刈り取りにチャレンジしました。
参加者は、地面から10〜15cmほどの高さで鎌を使い、そばを刈り取っていきます。
ここでクイズです!これは何の道具でしょうか?ヒントは「とうみ」。私はこの言葉を初めて聞いて、作業を全くイメージできなかったのですが、みなさんはいかがでしょうか?
「とうみ」は「唐箕」と書きます。答えは風の力でそばの実と草木などのごみを選り分ける昔ながらの道具です。ハンドルを回す力加減が難しく、弱すぎると分けられず、強すぎるとそばの実まで飛んでいってしまいます。指導員から「その調子!」と声をかけられながら、大人も子どもも楽しそうに挑戦していました。昔の人はざるを使って、手作業で上手にそばの実とごみを分けていたそうです。まさに知恵と根気の作業ですね。
一通り作業が終わると、お待ちかねのごちそうタイム!そば粉を使ったお好み焼きが振る舞われました。豚肉と野菜がたっぷり入っていて、美味しさと大勢で味わう楽しさも相まって、完食となりました。一通り作業が終わると、お待ちかねのごちそうタイム!そば粉を使ったお好み焼きが振る舞われました。豚肉と野菜がたっぷり入っていて、美味しさと大勢で味わう楽しさも相まって、完食となりました。
黒部で暮らしていると、私たちの食べ物――特に農作物は、天候に左右されながら、手間をかけ、時間をかけ、そして愛情をかけて作られていることを実感します。今回の体験を通じて、私は食へのありがたみをより一層強く感じました。
田家公民館では、11月16日(日)11時から13時に、今回収穫したそばを味わえる「阿古屋野そば祭り2025」を開催予定です。ぜひ、みなさんも新そばを楽しみにお越しください。
お問い合わせ先:田家公民館
📞0765-54-0123(平日9:00-17:00)